私は一体何がしたいのか

『生まない 育てない私は365日自分と向き合って 老いて死ぬだけです』
私が好きな漫画「それでも愛を誓いますか」の主人公 純須 純の台詞。

最近、私の人生何だったんだろう・何のために生きてるんだろうって、どうしようもない虚無感に襲われることがある。
アニメや漫画が好きな私は、特定の作品やその登場人物にハマると四六時中そのことばかり考える。朝起きたらまずは作品名やキャラクター名でTwitter検索。家事をしながら、仕事の合間に、食事や入浴中も脳内は感想妄想で満ち満ちている。そういう時は毎日幸せを感じられる。けれど、一つの作品やキャラにそういうハマり方をしていられるのは数週間~長くて数年間。その後は「普通の好き」に落ち着き、常に頭に思い浮かべることはなくなる。余白ができてしまった頭でつい考えてしまうのは、現実の自分の人生について。今はまさにその状態で、これがなかなかに虚しい。

半年前。できる限り早く辞職したいと上司に相談し、来年度まで人員の補充が見込めないという理由から年度末で退職することになった。私が自分で話したり、他から伝わったりしたことで職場内でも私が辞めることを知る人はちらほらいる。辞めたい理由は「今の仕事が大っっっ嫌いで一刻も早く離れたいから」に尽きるが、職場に残ってその仕事をし続ける人達に面と向かってそんなことを言う訳にもいかず、「私はこの仕事が向いていない」とか「~で働く仕事がしたい」とか言うしかない。そうすると「もったいない」「~(私がなぜ向いていないと思うかの理由)なんてみんなそうだよ」って言われることがある。そういう時、言いたいけど言えないことをここで言わせて欲しい。

もう嫌なんだよ。当然のような前残業後残業。夜勤も体がしんどくてたまらない。人と接する仕事はストレス塗れでもうたくさん。逆に、ここで私が踏ん張らなきゃいけない理由って何。この仕事をしてるのは「生活費を稼ぎたいから」でしかないけど、この数年で500万円貯めたし、辞めたところですぐ生活には困らない。私は独身で、誰かのためではなく自分のためだけに、自分の食い扶持だけ稼げばいいのになんでこんな辛い思いして働かなきゃいけないの。老後の私のためって自分に言い聞かせるのも もううんざり。60歳、80歳になった自分なんかのために、なんで28歳の私がこんなに苦労しないといけないの。とにかく休みたい。GWも年末年始も祝日も関係ない仕事だから、連休は最長でも3日。そんなんじゃなくて、最低1週間くらいまとめて休みたい。でもこの仕事をしてる限りそれは叶わないんだから、辞めるしか選択肢がないじゃんか。人と比べて「なんで自分はこんなにできないんだろう」「どうしてできるようになるための努力ができないんだろう」とか、そういう劣等感からも一度解放されたい。自由になりたい。

今の私の人生の目標は「最低限一人暮らしができるくらいの稼ぎを得つつ、十分な休息と自分の時間が確保できる生活をすること」。そのためなら、次はもう正社員という形態にこだわらなくてもいいと考えている。手取り14~15万円で、カレンダー通りに休める仕事がしたいな…。でもまずは無職で数か月のんびり暮らしたい。県外に好きに出かけたい。東京とか。ニンニクやキムチを食べたいだけ食べてその後数日引きこもったり、1日中電車に乗って県内あちこち行ってみたりとかもしたい。うん。やっぱり、誰に何と言われようと辞める。

生涯独身で、大したキャリアもなく仕事を辞めて…いつか自分の選択を後悔しそうな気配がすごい。でもその時はその時で後悔する自分と向き合えばいいかって、今はそう考えている。